True Story

世界の実話

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第一章: 創造  

初めに神様が天と地を創造されました。神様はこの物語の主人公であり、私たちに身近な存在であり、この世界にある全てのものを創造するほどの力があるお方です。このお方は全宇宙を司る真の統治者でありながら、愛をもって全てのものの必要を満たし、養ってくださるお方です。


神様の築いた王国と、その権威の領域は天国だけに制限されることはありません。神様は、力強く、意図的に、

そして創造的に話すことで、全ての被造物を生み出しました。

 

  • 神様はこの世界の礎を正確に築きました。


  • 神様は意図的に水と乾いた土地を分け、その土地を美しい花とユニークな動物で満たしました。

  • 神様は創造的なキャンバスに多くの色と香りを吹きかけ、すべてのものが神様の偉大さを表していました。

 

神様は、ご自身と分かれた物理的な王国、この世界を丹念に細部にこだわりながら、5日間かけて創造されました。そして、毎日の終わりに、神様はご自身の働きについて振り返り、「それは良い」とおっしゃいました。


6日目に、神様は最初の人間を創造されました。神様は「私たちの御姿に似せて人間を造ろう」とおっしゃり、地面の塵で形作り、そこに生命の息を吹き込みました。このように最初の人間が創造され、神様の良い統治を楽しむことができる完璧な楽園に置かれました。人間は神様の被造物を管理する責任が与えられたという点で、他の被造物とは明らかに異なっていました。神様は、最初の男であるアダムに話しかけ、動物、様々な香り、風景、そして神様の働き、ご自身が創造されたもの全てを楽しむよう告げました。アダムと後のすべての人間が、神様が造られたこの素晴らしい環境を楽しむことができるように創造されました。また人間は、すべての被造物を通してこの世界の王である神様の良さと偉大さを反映するという重要な働きをもするよう創造されました。


神様は、園の中央に2本の木があることをアダムに示されました。 1つは、生命の木。この木の実は、園にある他の木々と同じように楽しんで食べることができました。もう1つは、善と悪の知識の木。人間がその木の実を決して取って食べてはならない、唯一の木でした。神様は、「この木の実を取って食べれば、必ず死ぬことになる。」とおっしゃいました。このように、神様はアダムが園でどのような生活を送るべきかを語られました。園を管理し、動物たちに名前を付けるという責任がアダムに与えられ、神様の権威の下でこの世を支配していました。


アダムは神様から与えられた仕事を行いました。アダムが働いていると、神様は、「人が一人でいるのは良くない、彼には助け手が必要だ」とおっしゃいました。そこで神様はアダムを深い眠りにつかせ、彼のあばら骨をとり、エバという女性を造りました。彼女をとおして、アダムがその関係を楽しみ、愛し、守り、思いやり、そして共に働けるためにです。アダムが目を覚ましたとき、すぐに詩を作り、神様が創造なさったものによって自分がどれほど驚いたかを表しました。 これが、人類最初の結婚です。それは、恥も罪の意識もなく、ただただ楽しいものでした。 二人はあらゆる意味で裸であり、何も隠していませんでしたが、拒絶されることを少しも恐れていませんでした。 神様は、ご自身の被造物の可能性を広げることと、子供を産み家族を増やすことを、男と女の両方に命じられました。6日目が終わり、神様はご自身に似せて造られた人間を見て「非常に良い!」とおっしゃいました。


それから、7日目に神様は休まれ、ご自身の被造物の素晴らしさを思い巡らされました。 これで神さまと被造物との関係が終わりではなく、むしろ始まりに過ぎません。 毎日、神様はそよ風の吹くころ、降りてこられ、アダムとエバと話され、最善の生き方を教え、神様の素晴らしい統治の下で生きる方法を示されました。 アダムとエバは、創造主である神様とその被造物の素晴らしさと偉大さの両方を楽しむことができました。 神様に栄光をもたらすため、二人は園を管理し、それをさらにより良いものへと発展させながら、忠実に働いていました。アダムとエバは、神様と神様の造られた素晴らしい世界、そしてお互いの完全な調和のなかで生きていました。 これは本当に良い王国でした!

考えてみてください。

  1. 園に存在していた平和とはどのようなものだったでしょうか?

  2. 人間は何をするものとして創造されたでしょうか?

  3. この物語から神様とはどのようなお方であると学びましたか?人間について、また神様の世界についてはどうでしょうか?


 

 

第二章: 反逆  

ある日、人をだます、嘘つきのヘビがエバに近づき、質問をしました。「神様は、園にあるどの木からも実を取って食べてはならない、と本当に言ったのですか?」エバは、言いました。「いいえ、神様はそうおっしゃってはいません。私たちは園にあるどの木からも食べることができます。でも、善悪の知識の木だけ、私たちが食べたり、“触ったり”してはいけないのです。もし食べたら、私たちは必ず死んでしまいます。」


蛇はエバに嘘をついて言いました。「あなたは死ぬことはありません!神様は、あなたがその木の実を食べるとすぐに目が開かれ、あなたが神のようになることを知っているのです。あなたは、何が正しく、何が間違っているかを自分で決めることができるようになるのです。」


「何が正しく、何が間違っているか自分で決めれるようになるのですって?」とエバは思いました。美味しそうな実を見て、じっくりと考えたのち、エバは真実な神様のことばより蛇の嘘を信じてしまいました。彼女は手を伸ばし、その実を食べてしまったのです。それから一緒にいた夫のアダムにも渡し、アダムもその実を食べてしまいました。その瞬間、アダムとエバの目は開かれ、二人の心は、罪悪感と恥であふれました。そして、すぐにイチジクの葉を繋ぎ合わせて、裸である部分を覆い隠しました。アダムとエバは神様に対して反逆し、神様の善良な統治の外で住むことを自ら選択したのです。二人はすぐに、自分たちのした選択による破壊的な影響を経験するのでした。


同じ日のそよ風の吹くころ、神様がいつものように園を歩いていらっしゃるのが聞こえてきました。その音を聞いたアダムとエバは、恥ずかしくなり、近くの茂みに隠れました。


神様は二人に呼びかけておっしゃいました。「アダム、あなたはどこにいるのか?」アダムは自らを恥じて答えました。「あなたがいらっしゃるのが聞こえ、自分が裸なので恐ろしくなりました。」神様は続けてお尋ねになりました。「あなたが裸である、と誰が教えたのですか?私が食べてはならないと言ったあの実を食べたのですか?」アダムは神様に答えて言いました。「あなたが私に与えたこの女性が、その実を私に渡したのです。」それから神様はエバにおっしゃいました。「なんということをしたのだ」エバは、「蛇が私をだまして、その実を食べさせました」と言いました。


神様は蛇に言われました。「お前は、自分のしたことのゆえ呪われる。今後、お前は、この女とその子孫の敵となる。お前はその子孫のかかとを噛むだろうが、彼はお前の頭を踏み潰すだろう!」


それから、神様はアダムとエバと向き合わなければなりませんでした。善良な神様の統治の外で住むという選択が、神様の素晴らしい被造物に激しく影響することを神様は知っておられました。 二人の決断の結果、人は、病気、痛み、苦しみ、そして死までも受けるようになることを、神様はご存知でした。神様は正しく、善良なお方であるため、不正や反逆が永遠に神様の前にとどまることを、お許しになることはできません。それゆえ、神様は、反逆した二人を罰しなければなりませんでした。


神様は人間の罪の結果を語られました:

  • 女は子供を産む際、大きな痛みを感じることになる。

  • 男はほんの少しの食物を得るために、苦労し、奮闘し、汗をかいて土地を耕すようになる。

  • 人はお互いの関係で自分が権力を得ようと苦労するようになる。

  • 人は死んで、形作られた塵へと戻るようになる。

神様に対する反逆の結果、神様は二人を罰しなければなりませんでしたが、変わらず二人を愛し、必要を満たして下さいました。神様は、アダムとエバに動物の皮で作った服をお与えになりました。それは、悲しくも、以前彼らが名前を付け、世話をしていた動物の皮で作られたものでした。


神様はアダムとエバを園から追い出し、力強い戦士の天使たちを送ってその入り又を守らせ、人が園に再び入ることができないようになさいました。また神様は、いのちの木を守るために燃える剣を置き、人々がその実を食べることがないようになさいました。神様の素晴らしい創造は、今では劇的に異なった場所となってしまい、神様が本来創造したものが捻じ曲げられ、歪められてしまいました。


さて、わたしたちが理解しなければならないことは、この物語が園での反逆で終わらなかったということです。他の全ての良い話のように、この物語にも、希望があります。人が神様に対して反逆をしたとしても、神様は壊れた被造物を贖い回復させるという使命を果たしてくださる約束、これがこの物語の希望です。今はまだこの物語の途中であり、神様が最後まで責任をもって書き上げ、最高のエンディングが待っているのです。


神様の被造物すべてが今や呪いのもとにあるという認識の中でも、アダムとエバは、善良な神様がいつか彼らの子孫の一人を通して蛇を打ち砕くという、神様のしてくださる約束に期待し続けました。実は、ずっと前から、この一人の完全な勝利者は約束され、用意されていたのです。


園での失態の後でも、人間の神様に対する反逆は引き続き繰り返されました。アダムとエバには2人の息子がいましたが、なんと、兄は弟を殺してしまいました。神様が地球上の人々を見渡すと、人間の心にある全ての考えが悪で満ち、人間の悪が強く大きくなっていました。神様はこの人間の反逆と悪を一掃するために大洪水を起こし、地球全体を水で満たすことを決めました。しかし、こんな状況の中でも、神様はご自身の使命を果たす途中でした。


その証拠に、神様はすべての人間を一掃したわけではありませんでした。ノアと彼の家族は洪水から救われました。洪水の水が引いた後、神様は空に虹を描き、二度とこの世界を大洪水で滅ぼさないという契約をノアと結びました。


今までの教訓を踏まえ、ノアの子孫は神様を愛し、従い始めたと思うでしょう。しかし、人間の神様に対する反逆心はもっと深いところまで根付いていました。虚栄と利己心<プライド>が世界を支配していました。人々は一つの所に集まり、天に届く塔を建て、自分たちが有名になり尊敬されるために労力を使い、神様の被造物を管理し、神様の栄光で地上を満たすという大切な働きを避けるようになりました。


恵み深い神様は、破壊へと導く高慢な生き方をやめさせる為に、 言語を混乱させ、人々を地球全体に散らされました。そしてここでも、神様は壊れた被造物を贖い回復させるという使命を果たしてくださる途中でした。

 


考えてみてください。

  1. 人はどのような真実を嘘と取り替えてしまったでしょうか?

  2. 平和はどのようにして壊されてしまったでしょうか?

  3. この物語のどこに神様の恵を見ることができるでしょうか?

  4. この物語から神様とはどのようなお方であると学びましたか?人間について、また世界についてはどうでしょうか?

 

 

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